ラッカーはニトロセルロースを天然樹脂系統のものとともに揮発性の
溶剤に溶かしたものです。速乾性があり不粘着、強固、耐水、耐油性
にとんだ美しい塗膜をつくります。
エレキギターの塗装はラッカーが良いとされています。
なぜなら塗装で音が変わると言われていることもあるからです。
そして、ラッカー塗装のほうが値段も高い・・ストラトの塗装は基本的に
ポリウレタン塗装で、一部のモデルにはラッカー塗装がなされています。
60年代のストラトには、当時の家具塗装の延長でラッカーが使われて
いたようです。ラッカーは、環境(気温、湿度)の変化に非常に弱く、
ひび割れや剥がれが起こります。
反面、ポリ塗装は環境の変化には左右されにくいようです。
ストラトの高価な物は職人の手によって極薄のラッカーが塗装されて
います。ラッカー塗装の特徴は歳月が経って乾燥してくると塗装割れが
出てくるところです。それにより、ヴィンテージギターのルックスは渋く変
貌をとげていきます。
ちなみに、ラージヘッド期のストラトは表面塗膜はラッカーで、下地は
ポリ塗装で仕上げられているそうです。